皆様おはようございます。
本日美子スキンクリニックは診療日です。
朝からたくさんの方がご来院くださり、
スタッフともども、あたふたしておりますので
お電話がつながりにくいかもしれません。
保険診療の方は、ご予約をお取りしませんので
お気軽にどうぞ足を運んでください。
美容診療の方は、本日はご予約がない場合は
混み具合によってはお受けできないことがあります。
お手数をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いします。
好きな本
今日はふと、この本を読み返したくなりました。
森田療法について、その真髄を伝えることが
できる著者により書かれたものです。
あるがままの世界-仏教と森田療法ー
著者 宇佐晋一 木下勇作
Amazonで検索してみたところ
すでに絶版なのでしょうね…
そもそも初版が 1987年
私の持っている物でも1994年の本になります。
今日は本書の中から一つ。
どんな苦境や逆境のどん底にいらっしゃろうと、
「苦あれば楽あり」というような妙なことわざに
引きずられないようにしていただくことが大切です。
世間でいう「苦あれば楽あり」というのは苦しいのを
我慢しておればきっと後で楽になるだろうという
筋の通った合理的な考えとされがちですが、
実際は「苦の時もあれば楽の時もある」という
ただそれだけという感情の事実があるのみです。
何とかできないものかということで、
目前のことに一生懸命取り組んでいらっしゃる。
これが全治の姿です。
ここでよくわかっていただいたとしても自分についての
了解が深まっただけで、今まで「これではいけない」と
思っていた自己否定が「<あるがまま>でよかったのだ」という
自己肯定に変わったにすぎません。
<あるがまま>は自分についてのイメージが
明るくなったら良いというような悲観的なのが
楽観的に変わることは無関係で、
いつでもどこでも、その場にありあわせの心の状態で、
変化し続けている心そのものです。