医療広告について
皆様おはようございます。
本日、美子スキンクリニックはレーザー脱毛のみ治療をおこなっております。
今日も晴れ渡っている一日ですね。
本日の曲はこちら~
coldplayといえばこの曲
数年前にCDを購入しましたが行方知れず…久しぶりに聞きたくなってamazonでgetです!!
あ~~~~~ドライブに行きたい。
今日は医療現場での広告について
病院の広告ってそっけないと思いませんか??
△△科○○クリニック 日曜祝日休日
8:30~12:00 14:00~18:00
こんな感じでしょうか…
こんなにそっけない広告しかないのには訳があります。
厚生労働省のページ
このサイトの中でも、専門性をきちんと掲示できる学会も決まっています。こちら 計55資格
私が持っている「皮膚科学会認定専門医」はこの55資格の中の唯一の皮膚科の資格♪
この資格を取るまでは、フルタイムで当直もちゃんとやりつつ頑張らなくっちゃと目標にしてきたものですもの。取っておいて良かった~~
あ、話がずれちゃいました(笑)
話を元に戻すと、医療広告は厳しい規制を受けています。
- 症例数○○件 ← 他社との圧倒的優位性を暗示しているのでダメ。客観的評価でない
- アンチエイジング治療をおこなっています。 ←アンチエイジングはダメ
- 患者さんの体験談 ← 治療効果を示しているようなものなのでダメ
簡単に言うと
客観的でないもの
治療効果を示すもの
厚生労働省が認めていないもの
については、一切記載することができません。
当クリニックで言えば、
「レーザー脱毛」は 実際はレーザーで脱毛をおこなっていても厚生労働省から認可された
医療機器としてのレーザー脱毛機は日本に存在しないからダメ。
(認可をとっているのは「日光色素斑」という疾患について)
ですから、本日はレーザー脱毛治療しか行っていなくても
看板や広告に記載できるのは「レーザー治療のみおこなっています」
っとすると
当クリニックには当然他のレーザーもあるので、患者さんは別のレーザー治療も日曜日に可能だと
思われますよね。
お忙しい中、折角時間を割いてクリニックに来て下さっても「美容レーザーは本日行っていません」とお答えするしかなく、本当に申し訳ない気持ちになります。
これって、患者さんにとってはデメリットでしかないのに…
ついでに「脱毛治療」もNGなので 広告上は「ムダ毛の処理」としか記載できません。
本当は、同じ皮膚科でも
- 一般診療を得意にしている
- 皮膚科手術を得意にしている
- アトピー性皮膚炎を得意にしている
- 美容皮膚科を得意にしている
等、色々表示できた方が患者さんにメリットが多いと思うのですが…
ちなみに、web上は規制を受けません。
医療広告の大原則は、「不特定多数の人に、本人が望まないにしろ目に触れる形になっている広告には厳しい規制」
それに対し、webサイトは、個人が自発的な行動で、そのクリニックのサイトを覗きに行くので、規制を受けません。
つまり、当クリニックのサイトやブログなどに色々書くのはOK
こまごま大変なものです。
追伸:広告規制の細かい内容にはそれぞれの県や市町村で見解に差があります。
違反しても、数回の注意、悪質であれば罰金30万円なので、無視して好きなように広告しているところもあるようです…とくに、クリニックの本拠地が東京などのチェーン店などの場合、秋田県では注意も何もできないようです…