2011-11-12

レーザーをあまり揃えていない訳

おはようございます。ただいま午前5時半。
昨夜は、あまりにも眠たくって…午後8時過ぎには寝てしまいました…

なのに
朝起きる時間は5時過ぎで、いつもどおり。



ん~~~、理想は4時起きなのですが、なかなか実現できないなぁ。




さて、今日は昨日に引き続いてレーザーのお話をしようと思います。

最新の美容医療機器というと、レーザーなどを思い浮かべますが

当クリニックには、レーザーは1台、そして光治療の機械が1台。
美子メディカルスパにはテノール&ウルトラアクセントの1台

美容皮膚科を行っている割には、とっても少ない機種編成です。



実は、あえて機種をそろえていないのです。
昨日も書いたとおり、
レーザーや最新の医療機器をそろえる=施術費が高くなる
からです。



私たちは一般に物を買うとき
価格(費用)=価値・効果を期待するわけです。

つまり
高いもの=効果がある・いいもの
であると、期待をして買うわけですよね。

期待が外れたときのガッカリ感…私はこのガッカリ感がとても嫌いです。

特に、美容治療を希望される方は
化粧品でも、エステでも期待する効果が得られなくって
クリニックを訪れてくれるわけですから、
にっこり満足して頂きたいなぁと日々思っています。

そうすると
レーザー・最新機器=高額治療=効果が高い

となってしまう治療をおススメしたくないので
本当に治療効果が出るものを厳選した結果が現在の3機種です。

レーザー治療で満足する場合としない場合があるのはなぜ?でしょう

簡単に説明すると

ハイリスク=ハイリターン(手術)
ローリスク=ローリターン(光治療など)
だからです。

注意:東京や大都市の先生方で、とっても熱心にレーザー・医療機器を取り入れている方々もいます。これらの先生は多数の機械をレーザーの原理から考え選んでいて、非常にうまく使いこなしていらっしゃいます。こういった先生方のところでは、レーザー・医療機器での治療もとっても意味があると思います。

レーザーはもともと色に対して効果を発揮するように作られました。

  • 黒に反応するレーザー(あざ、シミ治療)
  • 赤に反応するレーザー(血管腫治療)

これらのレーザーは、非常に治療効果がありますし
他の治療法と比べて傷跡を残さずに治療できるという点で
画期的でした。

それゆえ、これらのレーザーは太田母斑(黒いあざ)、血管腫での
治療において、保険の適応があります。

レーザー=傷をつけずに治療ができる

という皆様の認識になったのは、このためです。

傷は残りませんが、レーザー照射後にかさぶたができます。

これを嫌って、あまりパワーの強くないものが開発されました。
それが
光治療器です。



その後、レーザーは少し違う方向へ進化を遂げます

  • 炭酸ガスレーザーの登場

このレーザーは、レーザーという名前はついていますが
簡単に言うとレーザーメスです。
ほくろを取ったり、皮膚の表面を削ったりすることに用いますが
当然レーザーメスですから、傷跡は残るのです。

あれ?
レーザー=傷をつけずに…じゃないですよね。
ですから、炭酸ガスレーザーはあまり、美肌目的に使われることは
ありませんでした。

そこで、再び次の進化が始まります。

レーザー=傷をつけずに治療=手術に代替する医療機器

手術をしたい美容医療とは

などでしょうか…

RFなどを中心とする機器の開発です。

光治療器やRFは、確かに効果があるのですが
ローリスク=ローリターンなために、1回の施術では劇的な変化に乏しく
施術回数が必要になってきます。
この点を理解していただければ、とても良い治療といえます。

ローリスクな治療が可能な機器の登場で、一気にさまざまな
医療機関でレーザー・医療機器がそろえられました。

ところが

治療を進めていくと
やはり患者様の希望は

費用=効果=1.2回でもきれいになりたい

だと感じます。

そこで? レーザーの新しい進化がまた起きました
2008年に画期的なレーザーの開発です。

フラクショナルレーザーの登場です。
このレーザーは、炭酸ガスレーザー(レーザーメス)の進化版で
削ったり、切ったりができる種類のものを、顔全体に使用可能な
技術が開発されてできたものです。

手術に次ぐぐらいの効果が期待できます。

私も、この機械は欲しいです。

ただし、レーザーというものは、メーカーごとの比較検討が
なかなかできない機種であり、
また、フラクショナルレーザーでやりたいと思っている治療が
もしかするとTCAピーリングなど、まだ私が十分に勉強していない
ことで、可能であるかもしれないので、
まだまだ購入は我慢です。

私が新しい機種を購入しようと思うときは…

その機械でなければできない治療がある

っという時です。

ですから、シミ治療にはあえてレーザーではなくOBAGIを使っています。

あぁ、何か取り留めのない文章となってしまったので
今日はこのあたりでおしまいにしますね。

分かりにくい内容ですみません。

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