ラベンダー

皆様おはようございます。

本日は、美子スキンクリニックの診療日です。

5月の今後の臨時休診は
5/23(木) 休診 東京天神下皮フ科形成外科にて診療
となります。

臨時休診の日は、通常の診療は行えませんが
スタッフは出勤していますので、治療経過で心配なこと
いつもの薬が足りないという場合など、対応できますので
お気軽にご相談ください。

週末は久しぶりにしっかりとまとまった時間もとれ
曇りではありますが、20度を超える気温でしたので
ガーデニング三昧でした。

新芽の出ているラベンダー おかむらさき
おかむらさき

樹勢を整えるために剪定したおかむらさき、
水刺しで増やそうと企んでいます。

おかむらさき

ラベンダー

もともと、アロマテラピーは
医療的な見地から発達してきた学問で、
肉体的・精神的なソリューションを目的とする
「メディカルアロマテラピー」と、
美容的側面に重きを置いた「エステティックアロマテラピー」が
あります。

ベルギー、ドイツでは医師が処方箋を出して
エッセンシャルオイルは薬として使用されています。
フランスでは、残念がら1992年に薬剤からは外れましたが
現在もなお薬局で取り扱われることが多いものです。

さらに、フランスで本来のメディカルアロマテラピーを行うには
一般教育機関ではなく、医大で博士号を取得することが
必要とされています。

日本の医療における、漢方薬のような立ち位置ですね。

その中で本日は、ラベンダーの品種について。

ラベンダーは園芸店やホームセンターでも苗を取り扱っていますし
精油も容易に手に入ります。

● ラベンダー(原種、真正ラベンダー)
● ラバンジン(ラバンディン)
● スパイクラベンダー
● フリンジド・ラベンダー
● レースラベンダー
● フレンチ・ラベンダー
● タスマニアンラベンダー
● オーストラリアンラベンダー
● その他いろいろ

この中で、アロマテラピーに使用されるラベンダーは
真正ラベンダー(イングリッシュラベンダーとも呼ばれる)ものです。

学名は
Lavandula angustifolia
Lavandula officinalis
Lavandula vera

私が育てている おかむらさきは
Lavandula angustifolia です。

この「おかむらさき」は、北海道富良野から取り寄せた
正真正銘の品種ですし、その北海道におけるラベンダーの
ルーツは曽我香料にあります。

昭和12年にフランスから種を入手し同社は栽培を始めました。
ラベンダーは湿度を苦手としますので、様々な
地方で栽培を試みた結果、生育に適している北海道で
大規模での栽培となりました。

香料ビジネスの発展により、より良い精油を生み出すラベンダーの
品種研究がすすめられ、現在日本の北海道における
優良品種は「おかむらさき」「ようてい」「はなもいわ」

これらは、かけ合わせなどの品種改良によってではなく
優良選抜によるものです。

ですから、
ラベンダーの遺伝子としてはほぼ一緒。
フランスから取り寄せた「真正ラベンダー」そのものです。

今年は、「ようてい」の苗を取り寄せているので、そちらも
植えつつ、香りの違いを楽しみたいと思っています。

「おかむらさき」の香りは典型的なラベンダーの爽やかさで
化粧品香料として一般に使われています。

「ようてい」の香りは爽やかさのなかに奥ゆかしい深みを感じさせ、
化粧品香料に向いているようです。
この、奥ゆかしい深みを感じさせ…というフレーズに惹かれます。

ラベンダーの精油の香りは、開けたてですと若干の
青みを感じます。
富良野にて実際に「おかむらさき100%」の精油を試した時も
やはり甘味の少ない、すがすがしい印象を受けました。

私が好きな香りは
とあるメーカーの、若干甘味を感じさせる
Lavandula angustifoliaなので、
その香りを求めて、ようていにチャレンジです♪

ちなみに、おかむらさきは花穂が長く、若干紫色が薄いので
観賞用としては劣ります。

鑑賞には
「濃いむらさき」がお勧めですよ。
こちらはコンパクトな樹勢で、つぼみのころから
紫色が濃く、イメージ通りのラベンダーです。

こちらも育ててていたのですが
自宅の外壁リフォームの際に、足場の下敷きにされちゃって
すべてダメになってしまいました。

また近いうち、「濃いむらさき」もお取り寄せしようかしら。

ホント、ラベンダーは愛してやまないものの一つです。

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