2012-04-03

ヘアアイロンに要注意!!

今日は暴風雨ですね~~~
皆様飛ばされないでくださいね。こういう天気だと、皮膚科って
今日急いで行かなきゃならないっていう患者さんは少ないので
空いています。




空いているから、診察は早いですけれど…無理して受診しないでくださいね。

そう言えば、昔大学で勤務していたころ
水虫で通院していた患者さんが、待合室の椅子に足を引っ掛けて転倒し
膝蓋骨粉砕骨折、そのまま入院→緊急手術になったことを思い出しました…

水虫の治療が高くついたわけですね…

さてさて、話は元に戻しますが
若い女性に多いのが、「ヘアアイロン」による額、首、こめかみなどの
やや深めのやけどです。

一瞬 アチ!! と感じるだけかもしれませんが

やけどは

温度×時間で深さが決まります。

ヘアアイロンの温度は160~200℃近くもありますので
熱湯(100℃)と比べて非常に高温です。

ヘアアイロンが皮膚につくのは一瞬かもしれませんが、温度が高いので
深いやけどになってしまうわけです。

それゆえ
治療にはフィブラストスプレーという、特殊な薬を
使うことが推奨されます。
大丈夫!!保険がききますのでそんなに高い治療ではありませんから。

この薬を使用すると、傷跡がより綺麗に治る事が、熱傷学会でも
報告されていますので、私はほとんどの患者さんにこの薬を使用します。

皆様も、どこかの皮膚科で熱傷治療を受ける際は
フィブラストスプレーで治療したいです! って言うとイイかも
(言えないか…、当院を受診して下さった方には処方しますね。)

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