皆様おはようございます。
本日美子スキンクリニックは診療日です。
今年度も残すところあと2日。
一年の振り返りに気持ちをはせつつ、
明後日からは新しい区切りの一年が始まりますね。
小学生のころは、6年間が長く感じられ
1年の経過が本当にゆっくりでしたが、
その感覚も1年ごとにどんどん短く感じ
られるようになり、
最近では本当に
あっという間に時が流れて行ってしまいます。
7月に開業し9か月が経とうとしていますが
気持ちの上ではまだ開業したて・・・まだまだこれからなんて
思っているけれど、日々の忙しさに流されて
あれもこれも、手を付けられずにそのままになっていることが
多々あることを、ここ数日反省しています。
そうそう、
28日の東京 桜は満開から散り始めているぐらいでしたが
楽しんでくることができました。
秋田で桜が咲き始めるのは、4月の中旬でしょうかね。
今年も角館の武家屋敷を見に行こうと、今から
お天気&カレンダーとにらめっこです。
頬のシミ 肝斑
今日は、女性に多くみられる「肝斑」について
説明していこうと思います。
肝斑とは、いわゆる「しみ」のことで、
30代以降の女性の両頬に好発します。
女性ホルモンが増悪の一因といわれ、月経周期に
あわせて色調が変化したり、
妊娠・出産時にも濃くなることがあります。
茶色く薄い色素斑が点状あるいは、全体にぼやぁっと
色づいているタイプの人がほとんどです。
多くの人は両頬に存在しますが、1割ほどの人では
額中央や顎先にもみられます。
この肝斑、色がついている(つまりメラニンが存在する)部位は
表皮内なので、
本来であれば、レーザー、光治療、塗り薬など
様々なシミの治療に反応するはずです。
しかしながら
他のシミと異なり、肝斑の場合は
通常のシミ治療で用いるレーザーや光治療を行うと
かえってシミが濃くなるという、厄介なものなのです。
なぜかというと、肝斑を作っている表皮基底層に存在する
メラノサイトがレーザー照射の刺激を受けてかえって活発に
メラニン顆粒を作ってしまうからです。
もう一度おさらいすると
肝斑にレーザーを当てる
↓
一時的に表面のメラニンは壊れる
↓
レーザーの刺激を受けてメラノサイトが活発に活動する
↓
以前より多くのメラニンを作る
↓
肝斑が濃くなる。
ですから
肝斑にはメラノサイトを刺激しないで済む
トレチノイン+ハイドロキノン、 OBAGI がおススメなわけです。
ところがここ数年
レーザートーニングという概念が出てきています。
今日は長くなりましたので、ここまで。
次回、きちんと続きを書きますので、お楽しみに♪