体質遺伝子/ヤセ遺伝子?

皆様おはようございます。

本日は、美子スキンクリニックの診療日です。

10月の臨時休診は現在のところ
10月24日(木)天神下皮フ科形成外科勤務
となっております。

昨日は、医師会の広報番組の撮影を行いました。

写真(822)

今回は、日本医師会からの仕事を秋田県医師会で
受けているもので、30分の番組です。

番組内で、ナビゲーター役での出演ですから
いつもと違い、バッチリカメラ目線で
しかも一人画面に登場の予定なので、
言葉を間違わないよう収録することが大変でした…

ヤセ遺伝子?逆肥満遺伝子??

体質遺伝子検査の中で、ひとつ面白い遺伝子があります。
β2AR遺伝子。

この遺伝子の変異があると なんと
基礎代謝が約200Kcal/日ほど高まることが
報告れています。
β2AR遺伝子に異常があると、白色脂肪細胞での
脂肪分解機能が更新するからです。

食べても太りにくくて細身でスタイルの良い方は
この遺伝子異常を持っていることが多いとも言われています。

このような、基礎代謝が高いすらりとした体型になる恩恵は
父方、母方がこの遺伝子の変異を持っていて
本人は父譲り、母譲りの遺伝子両方が
変異を持ったタイプ(つまりホモ型)の遺伝タイプの
方に限られます。

日本人では、このホモ型は11%程度しかいません。

私は…残念ながら、両親のどちらかが
変異を持っているタイプの ヘテロ型でした。
(ヘテロ型は基礎代謝の増加は見られない…)

両親ともに若いころからほっそりしていると
子供もほっそりしたタイプになるのはこの遺伝子の
おかげかもしれませんね。




実際に、体質遺伝子検査のレクチャーを行って
くれたAさんは非常にスリムで
やはり、この遺伝子のホモ型
変異を持っているそうです。

余談ですが
このタイプのホモ型遺伝子異常を持っている方は
筋肉が非常につきにくい体質のため
一度太ると、体重を落とすことが大変になります。

Aさんは4kg増えた体重を減らすために
筋トレに通い 4年もかかったそうです!!




筋肉が付きにくいから、アスリートを目指す人には
ちょっと困った遺伝子かもしれませんね。

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