フラクセル その2

皆様おはようございます。

本日は美子スキンクリニックの診療日です。

昨日、一昨日の雨の後、いっきに涼しくなってきましたね。
こうやって、ひと雨ごとに秋の気配が深まるのかな~なんて思っています。

フラクセル その2

本日は、当クリニックの治療でも人気のフラクセルについて、もう少し詳しく
述べていこうと思います。

なるべく分かりやすいように書いていきますので、若干医学的には正しくない言い回しがあるかもしれませんが、気になさらずに。




以前もブログで書きましたが
フラクショナルレーザー=1センチ四方に数百個の穴をあけるレーザーの技術です。
目的は

  • 肌表面の皮膚の入れ替え
  • 毛穴の縮小
  • 傷跡の改善

皮膚の表面をドット状に削っていく治療といえば分かりやすいでしょうか?
ドット状なのは、周囲に正常な皮膚を残すことによってキズの回復を早める目的です。

フラクセル

以前は、皮膚を削るレーザー=炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)が
用いられていました。

確かに、CO2レーザーでは皮膚全体を削り
傷跡を目立たなくさせたり、
文字通り一皮剥くといった状況になり肌全体の
入れ替えが可能でしたが、理論上はよさそうな施術ですが
現実的には日本人を含むアジアの黄色人種には不向きの
治療方法です。

CO2レーザーで治療すると

  • 数週間の軟膏、ガーゼ貼付など処置が必要(しかも顔全体)
  • 著しい炎症後色素沈着(半年以上続く)

とてもではありませんが、通常の日常生活を送りながら、
会社に通いながらなんて、受けられる治療ではありませんでした。



副作用が強く、治療は困難ですが、
一皮剥くという治療の効果は素晴らしいもので

  • 表面の皮膚の入れ替えによる 肌質向上
  • 肌の張りが劇的に改善
  • 均一できれいな肌に

などの効果の高さに、何とかこの治療を上手くできないかとの
試行錯誤の結果登場したものが「フラクショナルレーザー」です。

全体を削るのではなく、ドット状に削ることで
(機会の設定により異なりますが、1回の治療で20%程度の皮膚を削る)
軟膏処置やガーゼが不要になり、
周囲に正常皮膚が多数残っていることにより
削られた部位が治癒するまでの時間が数週間→数日に大幅に減少
人に知られずに治療を受けられる。

などと良い事尽くめの治療が可能となりました。

本当に、レーザー治療における革命的な進歩といえると思います。

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