皆様おはようございます。
本日も秋田のAdeBクリニックで診療を行っています。
さて本日は、秋になったらスタートしたい、シミ治療について第2弾
シミ治療:レーザーのメリット・デメリット
シミ・・・と言えばレーザー。
そのくらい、レーザー治療が認知されていますが、このレーザーも種類によって違いがあります。
1.Qスイッチ付きレーザー(ルビー、アレキサンドライト、YAG)
2.ロングパルスレーザー(アレキサンドライト、YAG)
3.フォト
4.レーザートーニング
1~3は機械の種類で、4だけ、治療方法ですが、治療の選択肢という事で挙げています。
詳しいレーザーの種類や違いは覚えなくってもOK ただ、種類があるのね~なんて思ってくだされば大丈夫です。
では、それぞれの効果について
シミが取れる Qスイッチ付き>>>>>ロングパルス>フォト>レーザートーニング
です。
Qスイッチ付きレーザーが、シミを取るのに一番向いていますが強い分、デメリットも一番多くあります。
Qスイッチ付きレーザーのメリット:シミが1,2回の治療で取れる
Qスイッチ付きレーザーのデメリット:炎症後色素沈着ができる、水膨れのようになってシミよりも大きな色素沈着になる場合がある(シミが3mm以下の場合)、テープ貼付が1週間ほど必要。
下の写真が、シミにレーザーを照射して水膨れのようになったのちに、赤みが残っている例です。この後、この赤いところ全体がうっすら茶色になったので、シミは反って目立つようになったとも言えます。
ですから、レーザー照射をする時 肌質を見極めて水膨れになりそうな人はその旨お伝えするorレーザーでない治療をお勧めすることにしています。
ちなみに、このように炎症後色素沈着を生じた場合は、大好評「シミ取りクリーム」を塗っていただければOKです。
ロングパルスレーザーは回数がかかりますが、ゆっくりシミが薄くなっていきます。
下の写真が、ロングパルスアレキサンドライトレーザーで治療した方です。1カ月に一度(たまに色素沈着が強いと2~3か月間をあけました)程度、レーザー照射を合計10回ほど行って、かなり色が無くなりました。こちらも、治療後は「シミ取りクリーム」を塗った方がより効果的です。
時間と回数がかかりますが、ばんそうこうが必要ない、炎症後色素沈着も起こりにくい…と先ほどのQスイッチ付きレーザーと真逆のメリットデメリットです。
追加でのデメリットは、照射範囲が広いレーザーなので、1センチ以下の小さいシミには向いていません。