皆様おはようございます。
本日は美子スキンクリニックの診療日です。
6月の臨時休診は現在のところ
6月15日(土) 学会のため休診
6月18日 15時半までの診療
6月27日(木) 美子スキンクリニック休診 天神下皮フ科形成外科勤務
となっております。
お庭の花たちも、ここ1週間ほどの晴天を喜び
花を咲かせる準備をしています。
こちらは先日届いたバラ イブ・ピアッチェの苗。
ちょうど、つぼみがついていますが、若干傷んでいますね。
上手く咲いてくれるといいのだけれど…
7年目のオールドローズ、フェリシテ・パルマンティエ
こちらも、昨日届いたばかりのアジサイです。
一般的な西洋アジサイではなく、
日本古来のヤマアジサイを集めてみました。
ヤマアジサイ 石鎚の光
実際のお花の色は下記に近いです。
ヤマアジサイ 深山八重
ヤマアジサイ 七段花
ニキビ治療、ディフェリンと日焼け止め
今日は私も得意としている皮膚科治療、ニキビ治療のお話。
最近では、ニキビ治療のスタンダード治療として
ディフェリンが使われるようになっていますが
このディフェリンを使用している際に注意しなければならないのは
「日焼け」です。
ディフェリンの効果で、厚かった角質が薄くなります。
(正常な2.3層になる)
そのお蔭で、毛穴での角栓のつまりが無くなりニキビができにくく
なるのですが、角質全体の厚みが薄くなるということは
紫外線の影響を受けやすくなります。
紫外線=皮膚老化・シミ
の原因ですから、当然紫外線防御対策が必要になります。
やはりおすすめは
日焼け止め。
その日焼け止め、いったいどのようなタイプを皆様お選びでしょうか?
学生さんなどはついつい、白浮きしない・べたつかないタイプを
選ぶかと思いますが、
お勧めは
クリームタイプ(若干白くなるもの)
振ったときにカタカタ音がするタイプのものは
ディフェリンを使用し始めて2週間程度のヒリヒリする時期に
使いますと、余計にヒリヒリ感が強くなります。
昨日受診された患者さんは、日焼け止めでかえって刺激を
受けてしまって赤みとヒリヒリが増していました。
反応が強い人ですと
クリームタイプでもしみる時がありますので
そのような時は、
パウダータイプ の方がより良いですね。
角質が薄くなっている肌は、赤やんの肌にも
近い状態ですので、かぶれにくさ、肌への刺激のなさ、
そして、石鹸で落ちる…なんてことを考えると
「ベビー用」でもいいかと思います。
SPFは20~30で十分
PAは++~++++ がお勧めですが、
「++++」タイプのものは紫外線吸収剤を使用している場合が多く
いわゆる液体状の振ったときにカタカタ音がするタイプの
日焼け止めですので、ご注意ください。
部活などの関係で、なかなか日焼け止めを塗ることが
できない場合は、
夏の間はディフェリンを使うことをやめて
腫れそうなニキビができるようであれば「抗生剤」を内服し、
悪化させずにすごし、秋になってからしっかり治療開始でも
良いですよ。
夏の間の治療目標は
「完治ではなく、将来に残るニキビ跡をつくらない!!」です。