2011-11-07

ディフェリン販売3周年記念公演

皆様こんにちは。
今日もお出かけ日和のすがすがしい一日ですね。

さて、先週末お休みをいただいて東京に出張に行ってきました。

ニキビ治療薬としてのスタンダードとなりつつある
ディフェリンの記念講演会です。私は聴きに行っただけですが…
ディフェリン講演会

発売から3年で、日本人での症例、効果、使い方のコツなど
色々な情報が出てきているところで、さまざまな学会で話を聞く機会が
多いですが、何度聞いても新しい学びがあります。

今回の講演の中で皮膚科医としてもっと取り組んでいかなければと思ったのが
ニキビ患者さんの受診率改善です。

ニキビは皮膚科で治療を行っているちゃんとした病気なのですよという
認識が、日本人の間ではまだまだ低いようです。

諸外国との比較データで
ニキビになったらどうしますか?」という問いに対し
欧米では70%以上の皮膚科受診という答えがある一方
日本ではわずかに14%が皮膚科受診と答えているにすぎません。
お隣韓国でも52%が皮膚科受診という状況に比べて低すぎます。

でも、それも無理もありません。
本当にニキビ治療として有効に使えるディフェリンが保険で使用可能に
なったのが、つい3年前。
諸外国では10年前からスタンダードな治療だったにもかかわらず
日本はかなり出遅れていたのです。

やっと他の国のスタートラインまで立つことが出来た日本のニキビ治療、
その間にも、海外ではさらなる治療が始まっています。

過酸化ベンゾイル(BPO)とディフェリンの合剤
そして、瘢痕に対する治療

瘢痕に対する治療はまだまだこれといった決め手に欠いているようですが、
BPOとの合剤は結果も出てきているようです。

日本でもあ3~5年で保険適応が可能になるかしら??
(かなり期待も込めた予測。難しいかなぁ~)

それまでに、是非
ニキビ=皮膚科治療 が世の中のスタンダードになるよう
心がけなければなりません。

余談ですが
ディフェリンは、15gの薬が保険で500円ほど
(受診料やその他、プラスされますので実際のお支払いはもっと多いです)
価格の面でも、化粧品より勝っているのではないかしら?!

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