2012-06-17

話題の美容成分、フラーレン

皆様こんにちは。
今日は久しぶりの雨模様、これで東北も入梅かな??

そう思って調べたら、昨日が入梅だったのですね。
これからは雨の季節、今のうちにお気に入りのサンダルをかかとの修理に
出しておこうっと。

さて、昨日話題に出てきました「フラーレン」
最近化粧品に配合されるようになり、高機能化粧品として人気を集めています。

フラーレンはいったい何なのでしょう??

簡単に答えると、超強力抗酸化物質です。

例えると、汚れた水を炭が敷き詰められたろ過装置に流し込むと
綺麗な水になりますよね。
この炭、元素記号は 炭素「C」です。

フラーレンは、炭同様に炭素「C」でできている物質です。
フラーレン
ビタミンC60バイオリサーチ株式会社が、日本では特許を取得しています。

この物質が、皮膚表面の活性酸素を吸着、除去、無害化してくれるゆえ、

スカベンジャー Scavenger(廃品回収業者、掃除夫、掃除屋をする)とも
呼ばれています。

また、ビタミンC60バイオリサーチ株式会社が開発商品化した
水溶性フラーレンの商標名をラジカル・スポンジ(Radical Sponge)と呼び、
名前の通り、ラジカルをスポンジのように捕捉し消去するという意味が
込められています。




おさらいです

フラーレンとは

  • 抗酸化物質である
  • 炭素
  • 皮膚表面の活性酸素を無害化してくれる
  • スカベンジャー、ラジカルスポンジ等と呼ばれることもある



フラーレンの役割

それではお話の続き

フラーレンはどのようにお肌に良いのか?

その答えは
シミ、シワ、ニキビを出来にくくする  です。




肌トラブルの最大の原因は、活性酸素とも言われています。
その活性酸素、どのような時に発生するのでしょう?

日常生活で最も良く見られるのは
紫外線を受けることにより、表皮内(詳しくは表皮の細胞膜内)で
活性酸素が発生します。

この活性酸素が

  • 皮膚深部にあるコラーゲンを壊したり配列を乱すため、肌は弾力を失い、シワができる
  • メラニンの生成に必要な酵素「チロシナーゼ」の活性化を促す物質が放出されます。その結果、「チロシナーゼ」が活性化され、メラニンが生成され、シミやくすみ・ソバカスができる

つまり、活性酸素が発生しなければ、あるいは活性酸素を除去、無害化できれば
シミ、シワができることを予防可能な訳です。



実年齢より、肌が若く綺麗な人は、遺伝的にこの活性酸素を除去する
能力が高いとも言われています。

ただし、このような恵まれた遺伝子を持っている人はごくわずかなので
残念ながら普通の?遺伝子しか持っていない我々は何らかの形で補う。

それがフラーレンです。




紫外線から肌を守ればいいのでしょ! 日焼け止めを塗ればいいじゃない!!

と思われた方

実はここにも落とし穴があります。

紫外線散乱剤として日焼け止めに配合されている酸化チタン
この物質に紫外線が当たると実は、活性酸素が発生します。

ですから
日焼け止めを外用しても、シミができるのよ!というのは
1.日焼け止めの塗りムラ、取れてしまっている
2.酸化チタンにより活性酸素が発生しシミの原因を作ってしまっている

ということが考えられます。

ゆえに

  • 日焼け止めにフラーレンを配合すること
  • 酸化チタンを高品質の、活性酸素を発生しにくいものを配合すること

今後は、高品質な成分を配合している日焼け止めを使用することが
重要になってきます。




フラーレンおよび高品質の酸化チタンは、化粧品材料として
高価なものですので、おのずと製品は高めになってしまいます↓

でも
500円の日焼け止めを使用して数万円かけてシミの治療をするより
5000円の日焼け止めを使用してシミが無い若々しい肌になれるのであれば
安い買い物かな?!




そんな訳で、ただいま私フラーレン配合の化粧品をお試しで使っています。


クリニックのオープンまでに準備できるといいなぁ~

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