皆様おはようございます。
本日は、美子スキンクリニックの診療日です。
9月の臨時休診は現在のところ
9月26日(木) 天神下皮膚科形成外科勤務
9月28日(土) 休診
となっております
9月の4週目は
火曜日の9/24と金曜日9/27のみの診療となって
しまいますので、皆様お気を付け下さい。
ラジオ出演のお知らせ New!
9/23 11:35 – 11:45 ABSラジオ みんなの健康
オリジナルハイドロキノンの色/フラーレンの抗酸化力
昨日のブログで書こうと思っていことですが
途中で力尽きて?!しまったので、続きを。
現在、クリニックオリジナルでハイドロキノンも
作成していますが、
OBAGIのハイドロキノンと異なる点があります。
それは
色!!
美白剤なので、本当は真っ白のものが作りたいのですが
どうしても配合したい成分、フラーレンを入れると
美容液全体がうっすらベージュに色づきます。
フラーレンが炭などと同じように炭素からできている
単一の物質のため、黒茶色をしているからです。
調合したばかりのハイドロキノンでもこれぐらい
色がついています。
この点に関して、今化粧品製造メーカーと
より良い方法はないものかと相談をしていますが
真っ白にすることは難しいみたい…
とあるメーカーから発売されている
フラーレンを同様に配合した化粧水も
少量を手に取るだけでは色は気になりませんが
白い容器に移してみると
このくらいの着色が見られます。
それでも、何とか色がもっと薄くなるような
方法はないものかと試作を重ねていますので
また良い情報があればお伝えしますね。
それと大事なことが一つ!!
ハイドロキノンは非常に酸化しやすい物質です。
下の写真は
ハイドロキノンなしの基材とハイドロキノン入りの
クリームの変色比較です。
遮光せず、室温で10か月
一番左:基材のみのクリーム
左2番目:某有名メーカーのハイドロキノン4%クリーム
右2番目:クリニックオリジナル フラーレン1%入りハイドロキノン4%クリーム
一番右:クリニックオリジナル ハイドロキノン4%クリーム
酸化すると、茶色に変色してくるのですが
やはり、フラーレン入りのものが一番
酸化していません。
(当然、基材のみだと変色していませんが…)
やっぱり、フラーレンは抗酸化物質として
優秀ですよね。
その優秀な抗酸化力を、是非お肌のために
使いたいですよね。