皆様こんにちは。
本日も秋田のAdeBクリニックで診療を行っております。
昨日から、年末は今日でお仕事が終わり! という方が多々いらっしゃっています。
そうですよね~。年末年始のお休みは、1年の中でも一番長く休むことができるので「今こそあの治療!」と思いますよね。そうそう、反応が強く出て1週間ぐらいは不特定多数の人には会いにくい「スマートサイドドット」「マドンナリフト」におススメの時期です。
当院は年末30日まで診療していますので、今のうちに反応の出やすい治療をご希望の方はいらっしゃってください (≧▽≦)
ライト治療なら価格も反応も控えめです
スマートサイドドット・マドンナリフト治療は、効果がある分反応が強くて1週間ぐらいマスクが必要ですが…年末年始でも4日ぐらいしか休みが無いわ、とか、そんなに反応が強い治療は心配
という方におススメが、「スマートサイドドットライト・マドンナリフトライト」です。
通常よりもパワーを弱めて、治療のレベルも弱めてなので、お受けいただきやすいと好評です。
・小じわが気になる方
・肌のハリが無いわ・・と思う割れる方
・目の上が重たくって…と眼瞼下垂気味の方
是非この時期に、お試しください。
化粧品での白斑 ロドデノールに関する皮膚科学会の3次治療調査報告
先日届いた学会誌に、ロドデノールでの白斑に関する報告がまとまっていました。
1.82%が軽快以上
2.16%が不変または悪化
3.尋常性白斑を合併している人で改善率が悪い
おおきくまとめると以上の3点です。
もう少し、くわしく解説していきますね。
1.82%が軽快以上
今回の報告は、皮膚科学会としては最後となる3次全国疫学調査結果です。
1次は自主回収3か月後
2次は自主回収半年後
そして3次は自主回収1年半後の調査となります。
1次・2次調査の結果、自然軽快する方が多い一方で、症状の変化が無い、あるいは悪化する症例もあるとのことで3次調査が行われました。
3次調査の結果、完全治癒が4% ほぼ治癒が20%
軽快と答えた方が57% ここまでのトータルが82% という結果です。
…これって、思ったより低いなぁという印象です。1/4の人しか治癒していないのですね。
2.16%が不変あるいは悪化
全体としては14%が不変、2%が悪化という調査報告です。
この調査は、病院に通院している方を対象に行われ、診察した医師が回答していますので当然治療をおこなっているにもかかわらず「不変・悪化」という結果なのです。
治療方法は、紫外線療法、ステロイド外用、タクロリムス外用、ビタミンD3外用です。
一般的な尋常性白斑の治療に準じています。一般的な尋常性白斑も、治療をしても改善する率は非常に低いなぁという印象があります。
化粧品の使用で、難治性の尋常性白斑のようになってしまっていることはなんだかスッキリしません。
3.尋常性白斑を合併している人で改善率が悪い
なるほど。
今回の調査では、使用中止後も拡大する脱色素斑、あるいは塗布していないところに白斑が出現した方が報告されており、つまりはロドデノールの使用をきっかけに
尋常性白斑を合併したと考えられた患者さんが14%いるとのことです。
さらに、もともと尋常性白斑を合併していた方では、本成分での白斑の軽快率が58%と低いという事も報告されています(合併していない人では87%が軽快)。
ロドデノールが白斑の発症するきっかけなどになっている可能性が示唆されますね。
ハイドロキノンは白斑の報告なし 安全な美白剤
今回の一連の騒動を引き起こした、「ロドデノール」という美白成分は
2008年に厚生労働省から承認を受けた成分です。
そして、2008年9月から販売を開始し、初めの白斑症状についてお問い合わせがあったのが2011年の10月(カネボウ第三者委員会調査報告書2013年9月13日付公表より)
わずか3年の経過で白斑という報告が出てきて、2013年、発売から5年で販売中止になるほどの沢山の患者さんが出ました。
一方、我々が使用している美白成分「ハイドロキノン」はそれこそ戦前から使用されている美白成分です。
何十年という歴史の中で、高い美白効果と白斑にならない安全性が確認されているという点では、やはりすぐれた美白成分と言えます。
新開発の美白剤や美肌効果成分より、昔から使われている美白・美肌成分の方が、反応や対処方法などが分かっている分安心して治療を受けていただけるなと感じています。