皆様おはようございます。
本日も秋田のAdeBクリニックで診療を行っています。
11月にしては、昨日今日ととても暖かくて、このまま暖冬なら嬉しいなぁ~なんて思っていますが…いかがなものでしょうね!
久しぶりにしっかりお休みした週末は、あれこれ大掃除をしていました。
毎年、大掃除をしたり、お湯で食器を洗うこの時期になると、手荒れの方のご相談を頂くことが多々ありますが…手荒れに関しては、本当に「手荒れになる前に守ること」が最大の治療、
つまり、「攻撃は最大の防御」という言葉もありますが、医療とか美容においては「防御が最大の攻撃」と言えるといつも思っています。
では、防御はどうやって行えばいいのか
最大の防御は、水を触らないこと(刺激のある洗剤なども)
どんなにひどい手荒れの方でも、虫垂炎など他の疾患で病院に入院して10日ぐらい家事炊事を行わなければ治ります!!
そのくらい、家事・炊事、そして仕事で「水」に触れる機会が多ければ多いほど手荒れを生じることになります。
1)水を触らないために…手袋を使用
ゴム手袋をお使いの方も多いと思いますが、お勧めは使い捨てのプラスチック手袋。
クリニックや病院では一般的に使われていますし、最近では、スーパーでも100枚入り一箱数百円で売っています。
プラスチック製と、ゴム製がありますが、ゴム製の方がかゆくなったりする率が高いので、プラスチック製がおススメです。
また、パウダーありのものとパウダーフリーの物がありますが、パウダー無しの方がよりおススメです。
使用の際のポイントは、
①汗をかいたら取り替える
②一度外したら再利用しないですてる。そのたびに新しいものを使う。
もったいなく感じるかもしれませんが、600円/100枚の手袋であれば、一組で12円。5回取り替えたとしても60円。
10回取り替えて初めて120円。自動販売機で飲み物を1本買うのと同じぐらいです。
缶コーヒー1本と同じ金額で手荒れの苦痛から逃れることができるなら、コーヒー1本我慢する価値がありますよね (^_-)-☆
使い捨てをお勧めするのは、何度も使用できるゴム手袋ですと、フィット感がイマイチで水や洗剤が入ってしまうこと
そして
フィット感がイマイチだから使いにくい → 結局使うのを辞めてしまう → 結果手荒れを生じてしまう という流れになること… です。
2)乾いたと感じたら何かを塗る
防御その2は、とにかく水を触った後に乾いた感じや突っ張った感じがしたら何かを塗る。
何となく皆さん、ハンドクリームを塗らなければいけない、べたべたの薬を塗らなければいけない…と思われているようですが、保護できればなんでも良いんです。
私は、べたつくことが嫌なので、オールインワンジェルを塗っています。
顔用の物を手に塗って悪いことは何もありません。
食器を洗って、この後洗濯を干すから…と思っても、その合間に塗る。洗濯物を干してまた乾いたと感じたら更に塗る。
毎回同じものでなくっても、良いのですよ!
選択を干した時は、洗面所にある化粧水を塗る でもOKですし、 その上に、キッチンにあったオールインワンジェルを塗る…とあまり何も考えずに塗り重ねちゃって良いと考えています。
3)何を塗ってもすぐに乾いた感じがする…は治療の時
何をおいても、防御が一番なのですが、それでもどんなに塗っても、塗った次の瞬間には乾燥してパキパキする時がありますよね!
そんな時はもうすでに治療をすべき時期です。
ひび割れていなくっても、薬を使った方が良いといえます。
美容治療にいらっしゃるついでに、お悩みを聞かせていただければ処方もできますので、遠慮なくスタッフ・小原までお声をかけてください (≧▽≦)