医療機器とエステ用機器の違い

 

皆さまおはようございます。

本日も秋田のAdeBクリニックで診療を行っています

 

東京に出張に行ったら、、、あちらこちらにクリスマスツリーがあっていいですね♪

 

昨日は東京もどんよりした雲と、風が冷たく寒かった~~~。

ダウンを着て行って良かったなと思ったところです。

 

美容・医療機器 その2

さてさて、前回との続きで美容・医療機器の裏話的な話題ですが。。。

私も、いろいろな機器を借りて試したり、現在持っている機器と比較したりしていますが、正直エステ用の機器で医療機器と同様の効果が出るものは一つもありません。

まぁ、当然と言ったら当然なのですが・・

逆に不思議になります。

RFという高周波を使った機器だった時に、なぜ、仕組みは同じで、出力も医療機器よりは若干劣るとしても、こんなにも効果の出方が違うのかしら…と。

やはり、機器製造メーカーの技術力の差なのですね…。

基本的には、医療用のメーカーがエステ用の機器も作っているケースでは、まぁまぁエステ用でも効きます。

医療用の機器を、真似しているだけのメーカーのものは、回数をかければ効くものもあれば、どんなに回数ケアを受けても効かないものもあります。そこは、なかなか展示会で見ただけやメーカーの話を聞いただけでは分からないです。

 

技術のある会社は、対応も違います

実際に、私が今まで医療機器や美容機器メーカーで技術が素晴らしいなと思っている会社は3社。

 

そういった会社はクリニックに対するレクチャーなどにも非常に力を入れています(残念ながら、当院では採用していないメーカーのものでも医療系の機器メーカーはだいたいちゃんとしています)

 

ピカイチは医療用のみを扱っているメーカー。

看護師さんが在籍していて、レーザーの導入時、また実際に使用していても、定期的にレクチャーをお願いすれば来てくださいます。

しかも…メーカーの方でも海外学会に参加して常に扱っている医療機器のより効果的な使い方でしたり、安全な方法だったりを学んで、私たちにもフィードバックしてくれます。

先日も、照射方法のより良いバージョンを教えてくれました。

残り2社は医療機器とエステ用の機器の両方の取り扱いがあります。しかしながら、医療とエステ用ではパワーや設定などを変更し、エステ用においては安全にケアできる範囲を決して超えないよう対策をされています。

そのうち1社は、エステ用は絶対に販売しないですべてリース契約にしているとのことで、なぜだか理由を聞いたところ…エステでは経営が成り行かなくなった時に中古として機器が出回る。そうすると、中古で購入したお店を、メーカー側では把握できないので、知らないところで使い方を間違っていたり、やけどを起こしたり、メンテナンスがきちんとできていない機器でお客様に迷惑をかけることが心配だと。

同社は我々医療には、きちんと販売してくれるんですけれどもね。

こういったメーカーの機器の場合、常に学会などで使用Drとディスカッションしたり、より効果を出すための改良を加えていますので、やはり機器としての完成度が高いです。

 

逆に、医療機器を全く作っておらず、パクリだけでやっているところの機器はダメですね~~~。

なかなか、消費者側ではどの機器が本当に効くのか、安全なのか…ということを判断する材料がないと思いますが、医療機器と美容機器では似たようなシステムと名前であっても、雲泥の差があると思っていただけると、ご自身の安全を守れると思います。

胡散臭いものには近寄らないのが一番。

関連記事

小原美子公式Facebook
Instagramはじめました!

return top